猫田にゃんの覚書き

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メモオフの地理1/2(実在の神奈川県)

今年3月になって、アクセスが急増した。原因はすぐわかった。プレイステーションストアで、5Pb社が安売りキャンペーンをやっているせいだろう。

このブログを訪れてくださる奇特な方々は、ほとんどがメモオフファンのようなので、ほかのサイトやブログでは取り上げられない記事を書いてみようと思った。

神奈川県民として現実の湘南地域の地理を解説し、そのうえで架空のメモオフの地理を解説しよう。

 

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神奈川県は関東地方にあり、首都東京都の南に位置している。

 

■ 横浜、川崎、相模原

県全体は長方形の形状であり、県東部に人口が密集している。主要都市は、横浜(日本最大の商業貿易港)と、川崎(日本最大工場地帯)。地場産業があることに加えて、東京都隣接ゆえのベッドタウンとしても機能しているためだ。

なお、昨今では相模原の人口が急増している。相模原はもとは生活不便な内陸山間地なだっただが、東京都多摩地域と隣接しているためベッドタウンとして人口急増中である。

 

■ 横須賀

横須賀はミリタリーマニアの聖地だ。海底地形が艦船接岸にとてもよい地形で、水上艦船、潜水艦ともに、最高の軍港である。海上自衛隊のみならずアメリカ第七艦隊基地もあって、極東アジア最大の海軍基地である。

 

■ 三浦半島(中心都市は、三浦、逗子)

横須賀からさきに三浦半島がある。ここは基本的には漁村である。えっ?と驚く方々もいるかもしれない。千葉県でなく神奈川県にも漁村があるのか? ほんとうに漁村である。三浦半島をクルマでドライビングなど県民しかしないので県外人はご存知ないのだろう。三浦半島は入り組んだリアス式海岸で船舶の接岸に適しているのだ。

横須賀(三浦半島の付け根)もそうだが、船舶が接岸するためには、陸地からいきなり水深が深くなる地形、崖のような地形が好ましい。プールのように岸から垂直に水深が深くなると最高だ。

海水浴場のような遠浅地形では船底が海底に座礁してしまう。リアス式海岸はいきなり水深が深くなるので漁港には最適なのだ。あちこちで漁船が網をひいている。

なお、三浦半島はそれ以外にも野菜もつくっている。東京都至近産地であるため出荷量もそこそこ多いらしい。

三浦半島リアス式海岸は横須賀の反対側の付け根である、逗子葉山までである。

 

■ 湘南(中心都市は、藤沢)

逗子葉山からさきの相模湾に面した広大な海岸を、湘南海岸と呼んでいる。

逗子葉山(三浦半島の付け根)から、小田原あたりまでの範囲だ。

ここは緩やかに水深が深くなっていく遠浅の海岸で、海水浴場に適した砂浜である。

湘南地域における中心都市は、藤沢である。

 

■ 箱根(中心都市は、小田原)

小田原から先は、富士山へむかって急峻な山間地である箱根がある。

小田原から、箱根湯本方面へと向かうことになるが、人口規模から小田原以上に大きな都市はなく、この辺りの住民にとって中心都市は小田原である。

 

■ 丹沢(中心都市は、秦野)

神奈川県と山梨県とを隔てている山間地を丹沢と呼んでいる。ここはほんとうに山と湖だけ。箱根はわりと拓けた観光地だが、丹沢はほんとうに山しかない。登山をしてキャンプをするところ。

 

■ 県央(中心都市は、厚木)

上記解説にはなかった残った地域、つまり神奈川県の真ん中あたりを、なんとなく県央と呼んでいる。厚木の周辺というかんじ。

ただ、この辺りの住民は、自分の居住地域が県央に分類されるのを嫌がる傾向にある。

なぜかといえば特徴が無いからだ。

日本最大貿易港だの、日本最大工場だの、極東アジア最大軍港だの、野菜と漁業だの、首都圏の海水浴場だの、華々しいイメージの地域に囲まれているのに、え?県央?えっと厚木のあたりだっけ?と言われるのオチだからだ。正直なところ、県央にどんな特徴があるか思いつかない。

 

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湘南海岸は、逗子葉山(三浦半島の付け根)から小田原までの、相模湾面した範囲であるが、分類すると3つに分かれる。

 

■ 逗子葉山

ここは天皇陛下御用邸があるように上流階級の別荘が数多くある保養地だ。

海洋性気候の神奈川県は年間通じて温暖なのだが、神奈川県のなかでも逗子葉山あたりは特に過ごしやすい快適な土地である。

 

■ 大船鎌倉江ノ島三角地帯

県外からの観光客があつまるところ。

県外人たちにとっての湘南イメージはほとんどここばかりである。観光地が密集。

 

■ 西湘

江ノ島以西をセイショウと呼ぶ。茅ヶ崎、平塚、大磯、小田原あたりまで。

こっちは県外人観光客はほぼゼロに近い。この辺りをうろつくのは地元県民ばかりだ。

例えば平塚。JR平塚駅はかなり内陸にあって、駅前から平塚海岸までは、長距離を歩かなければならない。路線バスは一応あるがやはり不便だ。

セイショウは観光客のためにつくられていないのである。そのぶん空いているので、地元県民には隠れた人気の海水浴場だったりする。

 

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メモリーズオフの舞台は、大船鎌倉江ノ島三角地帯である。

 

湘南地域最大中心都市は藤沢なのだが、あいにく藤沢には観光名所が存在しない。

藤沢は地域住民の生活拠点なのだ。大きなショッピングモールがあって買い物をするなら藤沢。映画を見るのも藤沢。それとビジネス街でもあるので地元で就職したいなら真っ先に藤沢駅前にある会社が求職候補となる。

 

大船は、藤沢に次いで湘南では2番目に大きな都市である。藤沢とちがってここは観光名所でもある。大船駅前には、超巨大な大船観音像がそびえ立つ。全長25メートル。お台場にあるユニコーンガンダムより大きい。

 

鎌倉はいうまでもなく西暦1200年ごろに幕府がひらかれた古都である。観光名所には事欠かない。

 

江ノ島は、陸繋島である江ノ島周辺の観光地である。島本体以外に、本土側にも水族館があったり、商店街があったりする。

地元民にとっては、3路線の電車をのりつぐための交通要衝でもある。江ノ島周辺拡大するとわかるが、江ノ島駅江ノ島電鉄)、湘南江ノ島駅湘南モノレール)、片瀬江ノ島駅小田原急行電鉄)という3つの駅が密集しているのだ。

 

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大船駅鎌倉駅とは、JR横須賀線で結ばれている。

大船駅と湘南江ノ島駅とは、湘南モノレールで結ばれている。

鎌倉駅江ノ島駅とは、江ノ島電鉄で結ばれている。

これで三角形ができた。

 

とりあえず以上で、実在する神奈川県について解説した。

このあとはメモオフ舞台である架空の神奈川県について考察してみよう。