追加メモオフ聖地巡礼(7)
湘南モノレールは世界でも珍しい懸垂式である。関東地方では、湘南モノレール(神奈川県)と千葉モノレール(千葉県)のふたつだけが懸垂式で、あとのモノレールはすべて胡坐式だ。
胡坐式は一本軌道のうえに乗っかるかたちのモノレールだが、懸垂式は一本軌道の下にぶら下がる。
デメリットは、走行時の騒音と振動。メンテナンスにはドックで軌道から外す手間がかかり費用がかかること。
メリットは、小回りがきいて急旋回が可能なこと。眺望が良いことだ。
胡坐式モノレールだと眺望ったってコンクリートの軌道しか見えない。
懸垂式モノレールは空中散歩である。
湘南モノレールは上下線ひっきりなしに運行している。ところが駅と駅の間の軌道は単線である。
上下線は駅においてすれ違っている。
駅をよくよく見ると、ホームが一つしかない駅(西鎌倉とか)と、上下線でホームが2つに分かれてる駅(目白山下とか)がある。
ホームが一つしかない駅ではすれ違えないが、上下線ホーム2つになっている駅ですれ違うのだ。
軌道を見ると、単線軌道が駅前でいったん2分岐するYの字になっているのだ。
駅を離れると逆Yの字のように単線軌道に戻っている。