猫田にゃんの覚書き

猫田にゃんの覚え書き

自分で忘れないよう知識を整理するまとめ帳

【ネタバレあり】補足:歴代ときメモ、好感度=ときめき度&友好度

 

初代ときメモの紹介記事を書くなかで、初代と関係の深い作品である第4作ときメモ4の皐月優を久しぶりに攻略した。画像キャプチャをするためである。

その皐月優を攻略しているうちにふと思い出したのだが、わたしの紹介記事では、好感度パラメータ数値、という用語を多用していたことに気づいた。申し訳ないことに、初代ときメモには好感度パラメータ数値は存在しない。大ウソをついてしまっていた。

(誤)好感度/傷心度

(正)ときめき度/友好度/傷心度

 

■ ガールズサイドで知られるように

ときめき度パラメータ数値と、友好度パラメータ数値とをもとに、誘導計算されるのが好感度なのだ。具体的な計算式は分かっていないがおそらくは平均であろうと推測される。

好感度=(ときめき度+友好度)/2

であろうと推測される。

 

初代ときメモが流行していた1995年から1996年ごろは、ときめき度と友好度がシステム内部にあることは、ほとんど知られていなかった。

広く知られるようになったのは、2002年に乙女ゲームである、ときめきメモリアルガールズサイドが発売されてからであった。


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ガールズサイドにて、攻略対象である男の子の評価をひらくと、右半分には総合評価(初代の早乙女好雄でいう好感度フェイスマーク)があり、左半分にはときめき度と友好度がわかれて表示されるのだ。

これを見ると、攻略男子である姫条の好感度の内訳は、友好度のほうがやや多めであると分かるわけだ。

 

これがてっきりガールズサイドで新たに導入された仕組みなのかと思ったら、じつは初代ときメモにも第2作ときメモ2にも、システム内部にときめき度と友好度がしっかり存在していたらしいのだ。コナミ社以外知らない機密情報だったのだろう。

そこでプレイヤたちは、初代ときメモについても改めて、ときめき度と友好度について研究し直したというわけだ。

 

■ ときめき度、友好度のパラメータ数値

初代ときメモでいうと、

ときめき度= 主人公のパラメータ数値が上昇する/デートを重ねて女の子を楽しませる

友好度= いっしょに下校する/女の子に誕生日プレゼントを渡して喜ばせる

という感じで上昇していくらしい。


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● 上図グラフで説明すると、最初は右下の「知り合い」領域あたりだ。

● ときめき度が高いが友好度が低いと、「憧れ」という領域になる。いっしょにいると胸騒ぎがしてドキドキしちゃう。どうしよう落ち着かないわ。素敵な男性ね。だけどわたしにはちょっと高嶺の王子さまね。

● 友好度が高いがときめき度が低いと、「友だち」という領域になる。いっしょにいると安心する。心が落ちつく。男女をこえた友情ってやつだわ。だけど恋人には物足りないかしら。

● ときめき度も友好度も両方高いと、「大好き」領域にいたる。すごく素敵で胸がキュンキュンするのに、不思議と気持ちが安らげる男性ね。人生のパートナーに相応しいマイダーリンだわ。

 

初代ときメモの再研究がされ、早乙女好雄の好感度評価が同じフェイスマークであっても、憧れ寄りだったり、友だち寄りだったり、微妙な差異があることが分かりはじめたのであった。攻略ヒロインの表情や言動を分析するとわずかに違いがあったのだ。

また、攻略ヒロインによりどちらに傾きやすいかも分かってきた。

美樹原愛は友好度が急速に高まやすい。うっかり下校をいっしょにしただけで、一気に友好度が急上昇してしまい、誘導計算される好感度フェイスマークも一気に急上昇するのだ。

早乙女優美はときめき度が上がりやすいらしい。主人公の運動や容姿が上がってしまうと、しょっちゅう日曜日いっしょ遊びませんか?とお誘いがきてしまうのだ。

 

■ 傷心度パラメータ数値はどうか?

傷心度パラメータ数値は独立管理されている。ときめき度と傷心度はあまり関係はないが、友好度と傷心度には密接な関係がある。

 

傷心度パラメータ数値は4要素から成り

ア)時間経過による自動加算

イ)友好度低下により随時加算

ウ)イベント発生により随時加算

エ)イベント発生により随時減算

 

ア)は、毎週1週間ごとに自動的にカウンタが回って傷心度が増える仕組みだ。長期間デートをせず放置すると傷心度爆弾がつくのはこのためだ。

イ)は、友好度が一定水準を下回って下がってしまうと、マイナス友好度ぶんが傷心度に加算される仕組み。仲良しの友だちだと思っていたのに最近冷たいわ。

ウ)は、デートをすっぽかすとか。一気に傷心度が上がる。誕生日プレゼントで酷いものを渡しても立腹する。例えば、腐った卵を誕生日プレゼントにしちゃうとか。

エ)は、爆弾処理デートのことである。

 

■ ときメモ

初代ときメモや、ときメモ2では、好感度が、ときめき度と友好度の2要素だとあまり知られていなかったのだが、

第4作ときメモ4では、ときめき度と友好度を明確に分離した。攻略対象である女の子の評価画面では、

ときめき度= 女の子の頭上のハートマーク

友好度= 中央にいる主人公との距離

としてひと目で理解できるわけだ。

 

龍光寺カイを攻略しているなら、少しづつ龍光寺が中央に近づいてきて(友好度上昇)、頭上にあるハートマークがピンク色に染まっていく(ときめき度上昇)わけだ。

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上記のように、攻略したいヒロインが一人だけ、友好度&ときめき度を上げているのが終盤の理想形だ。龍光寺カイは序盤だけは非常に難しいが、なんとか友好度&ときめき度をあげてしまえば終盤は難しくはない。

 

ときメモ4最難関攻略ヒロインは皐月優である。序盤は主人公パラメータ数値上げで苦労し、中盤は皐月優の友好度&ときめき度がまるで上がらないため苦労し、終盤は星川真希の扱いで苦労する。

生徒会長である皐月優を攻略するには、主人公も生徒会に所属するのが定跡なのだが、同級生である星川真希も生徒会所属するため、星川真希の友好度がガンガン上がってしまうのだ。

このため終盤ではせっかく皐月優が告白条件を満たしても、星川真希もまた告白条件を満たしてしまい、ヒロインポイントしだいでは伝説の樹の下には星川真希が待っていることがしばしばある。

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皐月優から告白されるためには、終盤で星川真希の友好度が接近してこないよう慎重な綱渡りが必要になる。

ヒロインポイントでは皐月優星川真希に圧倒的不利なので、中央に並ばれてしまったら終わりだ。

初代ときメモでは2人以上のヒロインが告白条件を満たしたら(藤崎詩織美樹原愛とか)、好感度数値の高いほうが優先権をもち伝説の樹に現れた。

とかメモ4では2人以上のヒロインが告白条件を満たしたら(皐月優星川真希とか)、好感度数値水準ではなくて、ヒロインポイントという別数値が高いほうが優先権をもち伝説の樹に現れる。ヒロインポイントが入るイベントが皐月にはほとんど無いのに、星川のほうはヒロインポイントが入るイベントが多いため告白条件揃ったら星川が優先権を得やすくなる。

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このように、ときメモ4では、ときめき度と友好度を明確化したので、従前のときメモより戦略が複雑になった。