ーメモリーズオフシリーズ
メモリーズオフシリーズは、
恋愛アドベンチャーゲーム。いわゆるギャルゲーの有名シリーズである。
今はなきKID社が1999年に初代メモリーズオフ発売、今日にいたるまで20年近く続いた人気シリーズである。
初代や第2作こそソニー社プレイステーションや、セガ社ドリームキャストや、Windowsなど複数のプラットフォームまたがったが
2018年12月現在、全作品を集めるならば、プレイステーションVITAが良い。
KID社はすでに倒産しており、版権はサイバーフロント社を経由し、現在では5pb/MAGES社が版権を所有している。
最新作であるメモリーズオフ第8作は、2018年3月発売であったが、一応これをもって最終作とし、メモリーズオフの歴史を閉じることとされた。
歴代の作品は下記のとおり。
1999年9月発売。
初代メモリーズオフ。
2001年9月発売。
メモリーズオフ第2作。
2002年11月発売。
メモリーズオフ第3作。
想い出にかわる君。
2004年6月。
メモリーズオフ第4作。
それから。
2005年10月発売。
メモリーズオフ第5作。
とぎれたフィルム。
2008年8月発売。
メモリーズオフ第6作。
ティーウェイブ。
2010年7月発売。
メモリーズオフ第7作。
ゆびきりの約束。
2018年3月発売。
メモリーズオフ第8作。
イノサンフィーユ(無垢の少女)。
メモリーズオフは全作品が、神奈川県南部の、湘南海岸沿いを舞台とする。
ただし完全に忠実ではなく、物語が作りやすいように架空の地名がつけられている。
江ノ島(実在)を、芦鹿島(架空)とし
江ノ島電鉄(実在)を、芦鹿島電鉄(架空)と読み替えたりしている。
さらには地理も架空の設定に変更している。
神奈川県の中央を流れる相模川(実在)は江ノ島(実在)よりもずっと西側の茅ヶ崎(実在)や平塚(実在)あたりに河口がある。
江ノ島電鉄(実在)は江ノ島(実在)より東側を走るため、相模川(実在)河口を通ることはあり得ないはずだ。
ところがメモリーズオフ世界では、
神奈川県の中央を流れる嘉神川(架空)は、芦鹿島(架空)よりもずっと東側に河口があるとされる。ゆえに芦鹿島電鉄(架空)は、嘉神川(架空)をまたぐこととなる。
さらに嘉神川(架空)河口付近に、登波離橋(架空)という大きな橋があるとされるが、
相模川(実在)河口にはそのような大きな橋は存在していない。
神奈川県の土地をモデルとしつつ、物語を作りやすいように大幅に改変しているのである。
実在の湘南住民が、江ノ島電鉄(実在)を生活の足とするように
メモオフ世界中の住民は、芦鹿島が電鉄(架空)を生活の足とする。
架空の湘南海岸沿いで、さまざまな人生ドラマが展開されていくのだった。