猫田にゃんの覚書き

猫田にゃんの覚え書き

自分で忘れないよう知識を整理するまとめ帳

番外編: XBOX360 = マイクロソフトの挑戦、PS3 キラー

同世代ライバル機というものがある。

発売時期が近くて、市場でユーザーを奪い合う競合関係にあるものだ。

年表にすると以下のようになるだろう。

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1990年11月 任天堂スーパーファミコン
1994年11月 セガ社・セガサターン
1994年12月 ソニー・初代プレステ
1996年06月 任天堂・N64
1998年11月 セガ社・ドリームキャスト
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2000年03月 ソニー・プレステ2
2001年09月 任天堂ゲームキューブ
2002年02月 MS社・初代XBOX
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2005年12月 MS社・XBOX360
2006年11月 ソニープレステ3
2006年11月 任天堂・Wii
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2012年12月 任天堂・WiiU
2013年11月 ソニー・プレステ4
2014年09月 MS社・XBOXONE
2017年03月 任天堂・Switch
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かつて1980年代半ばに、第1次ゲーム機戦争があって

MSX規格を搭載したゲーミングパソコンをつくる複数メーカー(MSX連合)と、任天堂ファミリーコンピュータが争って、任天堂が勝利した。

それから丸10年近く、ファミコンはゲーム市場を支配する絶対王者だった。

 

1990年代半ば。絶対王者任天堂に対し、セガ社とソニー社が戦いを挑んだのが第2次ゲーム機戦争である。

任天堂スーパーファミコンセガサターン、初代プレステが争って、初代プレステが勝利した。

 

任天堂はすぐさま新機種Nintendo64

 、セガ社は新機種ドリームキャストを発売し再挑戦をしたのだが

いったん初代プレステ優勢となってしまうとなかなか覆せなかった。

 

決定的となったのはソニー社新機種プレステ2発売である。西暦2000年当時、プレステ2の性能は信じらないほどの高性能であって、しかも初代プレステとの互換性も確保していた。

もはや敵わないとセガ社はゲーム機市場から撤退してしまう。

任天堂はなおも頑張って、ゲームキューブで、プレステ2の背中から必死に追撃する。

そんなときに突然の黒船来襲。米国マイクロソフト社が日本のゲーム機市場に参入してきたのだった。初代XBOX発売であった。

 

XBOXの特長はWindowsパソコンとの互換性である。というかXBOXの中身はほとんどWindowsパソコンである。XBOXのファームウェアWindowsベースだし、周辺機器もWindows用のものを大抵は使えた。

Windows用ゲーム作品を、非常に簡単にXBOXへと移植できるのである。

ただ残念なことに初代XBOXはディスク媒体が本体と接触して盤面にキズがつくとか、電源ケーブルが異常発熱するといった不具合を抱えていた。

 

やがて、不具合解消し機能強化をはかったXBOX360が発売された。

少し遅れてプレステ3、Wiiが発売。

これらが同世代ライバル機となる。

こうしてXBOX360とプレステ3とが正面衝突で激突したのだった。

 

ゲーム機の性能には各部部品間のバランスが大切である。計算処理をするCPU、メモリから情報転送する通路である転送帯域、表示するグラフィック性能。これらが連動しなくてはいけない。

プレステ3は各部品の連動がまったくバラバラでバランスを欠いていた。プレステ3に搭載されたCPUはスーパーコンピュータ並みの高性能である。それなのにメモリ帯域は狭いうえ、グラフィック性能はあまりに貧弱であった。

XBOX360はCPUもメモリもグラフィック性能もすべてそこそこ、どれも平凡凡庸なのだが、バランス良く連動をした。このためトータルパフォーマンスは非常に良好であった。

 

ゲーム機プレステ3は、バランスを欠いた欠陥機であった。おかげで画質は汚いし、カクカクしてしまう。

ゲーム機XBOX360は、バランス良くまとまった傑作機であった。画質はキレイで、滑らかに動く。

 

ゲーム機として見れば、プレステ3はダメダメでXBOX360の方が圧倒的に成功した機体である。

ただしだ。AV機器として見ると評価がまるで異なる。

XBOX360は米国製ゆえ日本のテレビは視聴できないし、DVD対応のみでブルーレイ非対応である。

プレステ3は周辺機器NASNE/TORNEを併用することで地上波デジタル放送を受信できるし、DVDだけでなくブルーレイにも対応している。

AV機器としてはプレステ3はとても優れた機体なのだ。当時はまだブルーレイ規格がはじまったばかりで、ブルーレイプレイヤーはどれも高価だった。最も安価なブルーレイプレイヤーは実はプレステ3だったのである。

ゲーム専用で、しかも欧米の洋物ゲーム好きならば、XBOX360がいい。

多目的で、しかも日本の和モノゲーム好きならばプレステ3がいい。

両者は常に比較された同世代ライバル機だった。

 

XBOX360はWindowsパソコンをベースにした家庭用ゲーム機である。このためパソコン同様に大容量ストレージを本体内蔵させる設計だった。

ハードディスク250GBモデルと

不揮発性メモリ4GBモデルとがある。

人気があったのはハードディスクモデルのほうだ。

XBOXはパソコンから派生しておりWindowsゲーム作品と同じく、ディスク内容をあらかじめハードディスクへと転送するプリインストールをする。

(プレステ2のようにディスクから直接起動するゲーム作品がほとんど存在しない)

プリインストールするため大容量ハードディスクモデルが人気だったわけだ。

 

それなのに私が所有しているのは不揮発性メモリモデルのほうである。

もちろんわざとである。ハードディスクモデルに比べて重量がかなり軽くなるためだ。

私は小型軽量単一機能が大好きで、大型重量多機能が大嫌いなのだ。

不揮発性メモリ4GBではプリインストールはできない、、、、わけでは実はなかったりするのだ。この点よく誤解される。

要するに2018年現在でいうAndroidスマホのようなものだ。本体内蔵不揮発性メモリはたった4GBだが、外付けストレージで拡張してしまえばいい。

不揮発性USBメモリをXBOX360に挿すことで、これもストレージとして認識される。16GBとか32GBとか大容量のUSBメモリを挿せばゲーム作品のプリインストールも可能になる。

ごくごく一部にはハードディスクモデル限定とするゲーム作品もあるが、

90パーセント以上のゲーム作品は不揮発性メモリモデルであっても、ちゃんとUSBメモリ拡張すればプリインストール可能になるのだ。

 

ア) ディスクから直接起動

イ) プリインストール推奨だが、ディスク直接起動もできる

ウ) プリインストール必須。不揮発性メモリモデルでもストレージを増やせばプリインストール可能

エ) プリインストール必須。ハードディスクモデル限定

 

上記4パターンがありえるが、エ)の作品は、洋物ゲームの超大作ばかり。

ア)からウ)なら不揮発性メモリモデルでもプレイできるのだ。

 

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本体背面をみると、電源コード差込口と、AVマルチケーブル差込口がある。

背面左端が電源コード差込口で

背面中央部がAVマルチケーブル差込口である。

 

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まず電源ケーブルを配線しよう。

ここで驚くのは、電源ケーブルがやたらゴツいことだった。さすがアメリカ製品だけあって実に大雑把な印象だ。

 

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次にAVマルチケーブルを配線しよう。

HDMI端子も使えるようだが、付属品はアナログのAVマルチケーブルだったのでとりあえずこちらにて。

 

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さて次はコントローラーなのだが

基本は無線で使うことになる。

底面に電池ボックスがあるので、乾電池をセットすればよい。簡単だ。

コントローラーの先端部にはいちおう有線ケーブル差込口があるので、有線接続もできるらしいが、専用ケーブルは付属しておらず別売りのようだ。わたしは有線ケーブルを所有していないので試したことはない。

 

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XBOX360は内蔵ストレージがあるので、初代プレステのような外付けメモリカードは必要ない。

 

こうして本体に、電源、AVケーブルをさしたあとにAVケーブルをモニタへ接続する。

ただしモニタは付属品ではないので自身で用意しなければいけない。私が所有しているのは、アナログAVケーブルと、デジタルHDMIケーブルの、両対応の小型液晶モニタである。

 

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配線が終わったのでXBOX360の電源を入れてみよう。

本体前面にある電源ボタンを押すと、緑色に光って起動する。

 

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最初にサインイン画面となる。

何度も繰り返すがXBOXはWindowsパソコンみたいなものだ。Windowsだとユーザーアカウントでログインが必須んわけで、XBOXもそうなってる。

初回のさいにプロフィール作成でユーザーアカウントを作っておけばいい。

 

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ユーザーアカウントでサインインしたのち、ファームウェア画面となる。

この画面はやたらごちゃごちゃしていて個人的には嫌いだ。

私は常に小型軽量単一機能が好きで、多機能が嫌いなのだ。

ファームウェア画面で私が使うのはたった2つだけ。

左端にある「ホーム」

右端にある「設定」

これら以外は使う気がしない。

 

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ではさっそく左端にある「ホーム」を選ぼう。

「トレイを開く」によって、ゲームディスクをセットできる。

「トレイを閉じる」でディスクが認識される。

 

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ディスクが認識されると、ゲームが起動できる。

初回起動時にはこのあとにプリインストールがはじまる。

2回目からはすぐゲームが起動する。

 

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ゲーム終了するには

下記の画面で、コントローラーのYボタンを押す。

するとトレイが開いて、ディスクを取り外せる。

 

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本体電源をどうやって切るかだが、

Windowsパソコンのようにシャットダウン操作が必要だ。

右端にある「設定」を選ぼう。

「電源を切る」によってシャットダウンさせる。

 

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