番外編: 任天堂3DS
裸眼立体視をうりにした新型機。
3DSからはゲームカートリッジ規格も変わり、次世代機扱いとなった。
旧DSとの互換性はあるので、3DSに旧DS用ゲームカートリッジさして起動することは可能である。ただし3DSのほうが解像度が精細のため小さく表示される。
旧DS機には、3DS用ゲームカートリッジはささらない仕掛けになっている。
旧DSカートリッジは黒色だが
3DSカートリッジ白色であち突起もついている。
3DSの外寸はちょうどDSLiteくらい。重量は3DSのほうが重く感じる。
外観ですぐ分かる相違として、
1)
左側にアナログジョイスティックがついた。
2)
裸眼立体視のための調整レバー。
左目用画像と、右目用画像を用意し
偏光フィルタで片方づつ左目、右目に画像を見せると
立体視できるというのが原理。
ただし立体視するための個人差があるので
左右画像をどれだけ離すかの調整レバーがある。
調整レバーをゼロ位置にすれば左右画像は合致するので立体視オフとなる。
3)
立体視画像撮影のため、カメラ穴が2つある。
左目用画像、右目用画像をそれぞれ撮影するためにカメラ穴が2つある。
なお撮影するためのソフトウェアはファームウェア画面に3次元カメラというアイコンが並んでいる。
以上が外観でわかる相違である。
3DS用ゲームカートリッジ差込口は本体背面にある。
3DSカートリッジは白色で、右側に突起がついている。このため旧DSにさそうとしても突起邪魔でさせないようになっている。
付属タッチペン差込口も、本体背面にあるが
取り出しにくいのでちょっと不便。
SDカード差込口は本体左側面だ。
充電式バッテリーのための電源ケーブル差込口は、本体背面。
電源を入れるとファームウェア画面だが、
これはDSiによく似ている。
似てはいるが中身はまるで異なっている。
これについては長くなるので後述する。
さしたカートリッジもアイコンになっているのでゲームを起動する。
さて、長くなるので後回しにしたのだが
3DSファームウェア画面との
決定的違い。
2011年2月、任天堂ネットワークサービスが正式スタートしたことだ。
3DS発売開始も2011年2月であるので同時スタートである。
任天堂ネットワークサービスは、ソニー社PlayStation Networkとほぼ同等のサービスだ。
アカウント管理思想に相違があるが、提供されているサービス内容は似たようなものだ。
任天堂ネットワークサービスのなかでとくにイーショップが重要である。
ここはゲーム作品をダウンロード購入するところだから。
ダウンロード購入したゲーム内はSDカードに保存され、SDカードから直接、ゲームを起動できる。
ソニー社PlayStation Networkサービスでは、PlayStation Storeにてゲーム作品をダウンロード購入し、メモリカードなりハードディスクなりに保存、起動する。
これとまったく同等のサービスということだ。
ソニー社に丸5年遅れて同等サービスをスタートさせたのだった。