タブレット端末(1/3)
タブレット端末(1/3)。
スマートフォン端末より大きめの画面をもった端末のことである。7インチから10インチくらいの間に位置する。
スマートフォンより大きく、パソコンより小さいという中間の位置である。
一時的は大流行したが、現在はずいぶん下火になってしまった。昔、タブレットが流行したのは2010年あたりからだった。
Apple社がiPhoneを出したのが2008年でありこれを契機にスマートフォンが流行した。しかしスマートフォンは当時、3インチから4インチ液晶だった。
Apple社はiPadを2010年に出し、ここからタブレットも流行した。初代iPadはほぼ10インチ。小型ノートパソコンは11インチが多いので、ほぼパソコンと同画面サイズである。
スマートフォンは液晶が小さいので文書作成には不向きである。電子メールやツイッターのような短文ならよいが、ビジネス資料作成には使いづらい。
ノートパソコンは文書作成に適するが、大きくて重い。小型軽量モデルでもだいたい1キログラムはある。
そこで持ち運びがしやすく軽量でありながら、大画面をもったタブレット端末が必要となった。iPad発売は大当たりとなり、これに追随してAndroidタブレットや、Windows 8 タブレットも登場した。
2019年現在、タブレット端末は下火である。最大理由はスマートフォンの巨大化であろう。2015年前後からスマートフォン液晶が巨大化の一途である。
最初は5インチ液晶が大画面とされたが、どんどん巨大化し現在では6.5インチなどという化け物まで当たり前になった。するとわざわざ7インチタブレット端末を用意する必要が無くなる。
現在ではタブレット端末は、企業が営業活動に使うビジネス用途がほとんどとなった。個人ユーザーは少ない。
また、タブレット端末とノートパソコンの境界が曖昧になってきて、2in1パソコンと呼ばれるものも登場。タブレット端末とキーボードをセット販売したものである。事務所ではノートパソコンとしてつかうが、外回り営業ではタブレット端末をキーボードと分離して持ち歩くというものだ。価格も安く重量も軽量なので学生にも人気だ。
そんな経緯のあるタブレット端末だが、私はけっこう好きで沢山持っている。
スマートフォンやノートパソコンは枠組みがしっかりして用途限定なのだが、タブレットはいい加減というかデタラメな所がある。そこがいい。
つい先日、4月初めのアマゾンタイムセールでAnazon社 Fireタブレットを買った。この記事を書いた動機は、Fireタブレットを入手したからである。
(1) 搭載OS
搭載OSは、Windowsや、Androidや、iOSである。下記は上から順に
Windows 10 (Ployer社 Momo7w / 7インチ)
Android (Huawei社 T1-701w / 7インチ)
iOS (Apple社 iPad mini 2 / 8インチ)
Windows 7以前だとタッチパネル非対応ゆえ、タブレットとなったのはWindows 8以降である。Windows 8 を搭載したタブレットもかつては多かったが、現在はWindows 10 に置き換わっている。下記は
Windows 8.1 (Keian社 KEM-70B )
Windows 10 (Ployer社 Momo7w )
(2) 液晶サイズ
液晶サイズは、10インチ、8インチ、7インチのどれかである。何故か9インチという液晶は見かけない。下記は上から順に
10インチ (Chuwi社 HI10 )
8インチ (Teclast社 X80Pro )
7インチ (Ployer社 Momo7w )
10インチは大きすぎて11インチ液晶ノートパソコンとほぼ同じ大きさになってしまう。
7インチは片手で使えるコンパクトサイズだがなぜか人気がない。
故に大半のタブレット端末は8インチばかりである。
なお極めて特殊な5インチタブレットも存在している。
GPD社 GPD WIN である。
Gole1は筐体が少し厚みのあるテレビ形状。GPDWINは折り畳み式でキーボードとゲームパッドがついている。
パソコンのように見えるが両者ともタブレット扱いである。
(3) スマホやパソコンとの比較
スマートフォンより大きく、パソコンより小さいのが、タブレットの位置づけである。
Windows スマホ (Freetel社 KATANA01 )
Windows タブレット (Ployer社 Momo7w )
Androidスマホ (Sony社 Xperia X Compact )
Androidタブレット (Huawei社 T1-701w )
iOSタブレット (Apple社 iPad mini 2 )
パソコン (Apple社 Macbook Air 11インチ)