【ネタバレあり】初代メモリーズオフ(2/2)
歴代メモリーズオフはオープニング動画が凝っていて、登場人物紹介と、世界観がよくあらわれている。
初代メモリーズオフだと、オープニング動画は2種類あるが、後からつくられた2番目のオープニング動画のほうが本編の雰囲気を良く掴んでいる。
写真アルバムをめくっていくと、最後のページには3人の幼なじみの写真。
ここでタイトル。
夕暮れの無人の教室。
幼なじみ1号、桧月彩花。故人。
中学生のころ、英語の教科書を見せてもらったときの回想だ。
幼なじみ2号、今坂唯笑。
本編のメインヒロイン。三上智也を一番近くから、献身的に見守っている。
芦鹿島電鉄のドアが閉まり、発車するところ。
双海詩音。
帰国子女の転校生にして図書委員。
紅茶が好き。なぜか友だちをつくらないように人を避けている。
音羽かおる。
転校生で男女問わず大人気。人の輪の中心にいる明朗快活な彼女の、素顔にある陰は何なのか?
ここでカットイン。
病弱で長く入退院を繰り返す。美術部に所属し、絵を描くことが好き。
秋の落葉がみたいためオチバミ(落ち葉を鑑賞)しませんか?と三上智也をさそう。
霧島小夜美。
澄空高校購買部オバチャンの実の娘。
千羽谷大学に通う女子大生。
ポンコツドジっ子お姉さん。
ここでカットイン。
中学生のころ、生前の桧月彩花は毎朝窓越しに起こしてくれた。
だが今は、部屋はずっと無人のままである。
ここでカットイン。
芦鹿島電鉄が走り去る。
時間はいつまでも止まってはいない、ということを象徴しているのだろうか?
ここで物語の舞台となる背景画像が大量に表示されるが、実際動画ではせいぜい1秒〜2秒のあいだに20枚もの画像が表示されるので肉眼では識別できない。
コマ送りでゆっくり表示しないと見分けられない
場面がかわり、夕暮れの公園。
これは中学2年ころの過去回想だ。
桧月彩花と恋人になったころの。
だが彩花の表情は、
何かをあきらめたような、もう2度と会えないことを覚悟したような、
悲しげな表情をうかべながらゆっくりと遠ざかっていく。
代わりに現れるのは、今坂唯笑。
ここでまた大量の画像が表示されるが
実際動画ではせいぜい1秒から2秒のあいだなので肉眼では識別できない。
本編の重要場面のダイジェストなのだが、コマ送りやっと識別できる。
思い出のつまったアルバムを閉じる。