地球防衛軍2(4/*)
空爆要請兵エアレイドは、陸戦兵レンジャーから派生した特殊兵種である。このため基本操作は陸戦兵レンジャーと大差ない。
そもそもエアレイドはどういった兵種なのかを説明しておきたい。エアレイドは日本人の発想ではなく、もとはアメリカ人の発想であった。
地球防衛軍外伝であるアースディフェンスフォースインセクトアルマゲドンの制作者はアメリカ企業だったのだが、
このEDFIAに登場した「タクティカル」兵種が、本家日本の第四作EDF4にて「エアレイダー」兵種として逆輸入され、
さらにVITA版EDF2に「エアレイド」兵種として移植されたという来歴だ。
なおEDFIAには「バトル」兵種という重武装兵種があったが、こちらも本家日本の第四作EDF4に「フェンサー」兵種として逆輸入されているが、
VITA版EDF2には重武装兵種は移植されなかった。かなり異質なので移植困難だったのだろう。
アメリカ陸軍には多数の兵種があるが、それに習ったのだろう。EDFIAには4兵種あり、トルーパー(陸戦兵相当)、ジェット(ペイルウイング相当)、タクティカル、バトルとあった。
タクティカルとバトルが逆輸入されたわけだ。
さて、地球防衛軍どうやって発足したか。
もとは国連軍のような多国籍軍の集合体だったが、宇宙からの侵略者という全地球人類共通の敵の前に指揮系統を一元化した来歴である。陸軍、海軍、空軍がそのまま統合されている。
ただしEDF海軍には出番がない。理由は主戦場が陸地ばかりだからだ。
宇宙からの侵略者は、地球人類の密集地である大都市ばかりを攻撃している。ゆえにEDF陸軍が主兵力であり、EDF空軍が空爆というカタチで支援兵力となっている。
空爆をするためには、マーカーといって爆撃目印をつけたほうが効果があがる。
しかしながら一定時間おきに上空軌道を通過する偵察衛星ではリアルタイムで変化する戦場の動きを掴みにくい。
そこで地上において、マーカー指定をする空爆要請兵という存在が重要視されるのだ。
空爆要請兵は、戦場全体の動きを戦略的に見極めて最も効果があがる空爆をするためのマーカー指定をする兵種である。
空爆要請兵エアレイドは最前線に置くべきではなく、すこし下がった後衛であるべきだ。
前衛である陸戦兵レンジャーや空戦兵ペイルウイングに護衛されつつ、戦略的判断をすべきである。
が、VITA版EDF2ではワンマンアーミーなのでエアレイド自身が最前線投入されている。本来は兵種としておかしい。
自らの身を守りながら、戦場全体を見渡すなどできるはずがないのだ。
空爆要請兵であるが、空爆は自身の身を守るために要請するという意味不明な扱いとなってしまうわけだ。
(4)空爆要請兵エアレイドの基本
(4―1)移動
(4―1―1)前方移動
まずは前進
(4―1―2)後方移動
ゆっくり後退
(4―1―3)カニ歩き
左右に移動しよう
(4―1―4)ジャンプ
段差があったら、垂直ジャンプ
(4―1―5)緊急回避
「左右移動+ジャンプ」
左右とも緊急回避できるように練習しよう
(4―3)支援火器
戦車、エアバイク、戦闘ヘリは、陸戦兵レンジャー同様に、乗車降車ボタンで乗り込むことができる。
エアバイクで疾走。
(4―2)携行火器
陸戦兵レンジャーと空戦兵ペイルウイングは携行火器2つだが、空爆要請兵エアレイドは携行火器3つである。
■リムペットガン
標準装備であるリムペットガンは手放すことがない必須武器であろう。
リムペットという小型爆弾を
1)発射し対象に吸着させる。
2)手動で爆破させる。
という2段階アクションである。
いちいち2段階アクションしないと敵を攻撃できないので
慣れないうちはものすごく使いづらく感じるのだが、慣れてくると大量の敵集団をまとめて吹き飛ばす便利な武器とわかる。
吸着だが、敵の身体に直接吸着させて爆破する方法もあれば、
敵集団がやってくる通り道の地面に吸着させて、まとめて吹き飛ばす方法もある。
リムペットガンには射程がない。
近距離だけでなく、中距離でもリムペットさえ吸着できればいいし、
遠距離であっても使える万能武器である。
自身の身を守るため、リムペットガンは手放せないだろう。
■空爆要請
本来の役割である空爆要請。
空爆したい中心地点にマーカーを設置すると、EDF友軍から爆撃がくる。
上空からガンガン爆撃されるのだが、自身が爆撃範囲内にいるとダメージを食らってしまう。
敵集団が大量すぎて、リムペットガンで処理しきれないとき、空爆要請で広範囲を焼き尽くすことができる。
空爆要請は、本来なら遠距離広範囲を焼き尽くすためのものである。
ところが実際には、敵集団が押し寄せてくるため、自身の身を守るため近距離で使わざるを得ない。
上空から問答無用の爆撃がくるので、敵集団を広範囲に一気に処理できる。
■セントリーガン
エアレイドは変わった武器が多い。陸戦兵レンジャーや空戦兵ペイルウイングと異なり、敵から離れた位置に陣取る都合から、ちょっとした防衛陣地拠点を作ることがある。
電磁シールドのこともあれば、セントリーガンのように設置型自動迎撃のこともある。
リムペットガン同様に2段階式であって、
まず設置、次に起動である。
起動前であればいったん回収して設置場所変更できるが、起動後はもう回収できない。
セントリーガンは弾切れになるまで撃ち尽くし、弾切れになったらリロードとなる。
リロードが終われば再びセントリーガンを設置できる。
セントリーガンが敵の群れを攻撃している間に、空爆要請をかけるわけだ。