番外編: 任天堂初代DS
任天堂の携帯ゲーム機はとても歴史が古く
1980年 4月 ゲームアンドウォッチ
1989年 4月 初代ゲームボーイ
1998年10月 ゲームボーイカラー
2001年 3月 ゲームボーイアドバンス
2004年12月 初代DS
2006年 3月 DSLite
2008年11月 DSi
2009年11月 DSiLL
2011年 2月 3DS
2012年 7月 3DSLL
2014年11月 New3DS
2014年11月 New3DSLL
2016年 2月 2DS
2017年 7月 2DSLL
といった40年近い歴史を刻んでいる。
ゲームアンドウォッチはROM焼付のためひとつのゲーム作品しかできなかったが、初代ゲームボーイからはゲームカートリッジ交換によってたくさんのゲーム作品をたのしめるようになった。
初代ゲームボーイ(GB)は白黒液晶だったが、カラー液晶にしたのがゲームボーイカラー(GBC)である。
ゲームボーイカラーは乾電池式で液晶にバックライトもなかった。そこで充電式バッテリーつんでバックライト液晶を可能にしたのがゲームボーイアドバンス(GBA)。
ゲームボーイアドバンスは、その後の携帯ゲーム機すべての基礎となった名機である。
GBAには派生型番が非常に多くて、さまざまなバリエーションのGBAが次々と登場した。
そんななかで当時新技術としてあらわれたタッチパネル。触ることで電位差がうまれ感知するセンサー技術に、任天堂は興味をもった。
当時は最も原始的な感圧式タッチパネルしかなかったので、指で触るか、タッチペンという棒状の器具で液晶画面をさわると触った場所に電位差がうまれ感知する。
これってゲームの操作に応用できないか?
Gameboy Advance Dual Screen
ゲームボーイアドバンスデュアルスクリーン(仮称)の開発がはじまる。
液晶画面を2画面とする。
上側液晶は、これまで通り表示専門の液晶。
下側液晶を、感圧式タッチパネルとする。
これによりボタン操作以外の、手作業での細かい操作ができるだずだ。
こうして初代DSは発売された。
名称はゲームボーイ呼称が省略され、任天堂ディーエスという呼称となった。
初代DSは二つ折り。パカッと開いて操作する。開いたあとは外観がGBAにそっくりだ。
違うのは下側に感圧式タッチパネルがあってタッチペンが付属していること。
それと操作ボタンが増えたこと。
GBAとの完全互換性があって、本体前側に
GBAゲームカートリッジ差込口がある。
ここにさせばGBA用のゲームもプレイできる。
DS用ゲームカートリッジは、GBAより小型化している。
DS用ゲームカートリッジ差込口は、本体背面側にある。
電源ケーブルは長方形をした専用端子。
初代DS専用で他機種では使えない。
充電式バッテリーは本体内蔵で、ネジ止めされたカバーの奥にある。
電源ケーブルは充電のさい使うだけだ。
それでは電源を入れてみよう。
ファームウエア画面になるのだが、残念。
私の所有いている初代DSは上側液晶が割れて故障しているのでした。
そこでここからの説明は、後継型番であるDSLiteで代行します。
初代DSとDSLiteは同じファームウエア画面なのです。
電源を入れるとファームウエア画面がすぐ起動する。これはROM焼付なので、ファームウエア更新などはいっさいなく永久に同じファーム画面です。
上側液晶には時計とカレンダー。
下側液晶には現在ささっているゲームカートリッジ名称。この画像でいうと
DS用差込口には、ラブプラス
GBA差込口には、何もささってません
あとはピクトチャットという簡単なアプリと、設定画面くらい。
下側液晶は感圧式タッチパネルなので
タッチペンで触りながら操作する。
ピクトチャットで、絵をかくと
こんな感じ。
以上が、初代DSの説明でした。